これからの電気は上手に蓄えて、賢く使う時代へ
「蓄電池」と聞いて最初に思いつくのは災害時などの非常用電源ではないでしょうか。
突然の暗闇や、周囲からの情報が得られない時など、不測の事態にも、私たちをサポートしてくれます。
近年では、停電時以外の使い方も広まり、国やメーカーも情報提供に力を入れている商品です。
蓄電池システムのしくみ
「電力会社から供給される電気」や「太陽光等の電気」を蓄え、必要な時に蓄えた電気を使用できるシステムのことです。
停電時の備えとしてはもちろんのこと、それ以外にも活用法は様々です。
電灯契約プランによって異なりますが、基本的には電気代の割安な時間帯に充電をし、割高な時間帯に放電するといったご使用法となります。
また、「太陽光発電システム」と「蓄電池システム」を組み合わせることによって、自給自足率を高めることが可能となります。
太陽光発電で賄える時間帯は蓄電池からの放電を止め、太陽光発電で賄えない時間帯を蓄電池でカバーする、といった具合です。
しかしながら現役売電期間中の方は「蓄電池は欲しいけど、太陽光発電は今まで通り優先的に売りたい!」と思われるでしょう。ご安心ください。「自給自足」or「売電優先」は、リモコン上で簡単にモードが切り替えられます。どちらのお宅でも対応可能なのです。
Panasonic「創蓄連携システム」の場合
選べる3モード
①経済優先モード
買取期間中の方は夜間電力を活用し、余った電気は全て売電!
・昼間に使う電気は太陽光でまかなえておトク。余った電気は売電できて、さらにおトク。
・電気をよく使う朝方や夕方~夜は、蓄電池に蓄えた電気を利用し、買電量が減らせておトク。
・蓄電池への充電は安価な夜間電力を利用します。
②環境優先モード
買取期間満了後は太陽光発電を有効に使い、電力の自家消費を目指します!
・昼間に使う電気は太陽光でまかない、余った電気は蓄電池に充電(さらに余れば売電)。
・蓄電池に蓄えた電気は夕方~夜に利用。
・朝から夜まで、電力会社からの電気をできるだけ減らし、電気の自家消費を目指します。
③蓄電優先モード
常に非常時に備えます!
・平常時、蓄電池の残量が少なくなると電力会社または太陽光発電の電力により充電、常に満充電(95~100%)の状態にします。
・充電完了後に停電に備えて待機します。(太陽光発電の余剰電力は売電します)
太陽光発電システムを導入済みの方には、上記のようなモード切替がある機種で対応可能となります。
実は蓄電池システムにはこの他にも様々な種類や容量の大きさがあります。
EECサポートではお客様のライフスタイルや環境にぴったりな蓄電池システムをご提案しておりますのでお気軽にお問合せ下さい。
連系タイプ | 電力会社の系統電力(分電盤)と蓄電システムを接続し、充放電させる仕組み。 |
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非連系タイプ | 電力会社の系統電力から充電することはあっても、逆潮流はさせない仕組み。 |
ポータブル | 設置の際、工事不要。キャスター付きのものは移動可能。携帯の充電など電力負荷の小さいものを短時間動かすというイメージ。 |
ハイブリッド | 太陽光と蓄電池の電気をまとめて1台のパワーコンディショナでコントロールするため、太陽光専用のパワーコンディショナは不要。 |
単機能 | 太陽光専用のパワーコンディショナは既存のものを使用するため、太陽光パネルの相性を気にせず、どんなお宅にも設置可能。 |
EV | 「Electric Vehicle」の略で、電動輸送機器のこと。一般的には電気自動車を意味していることが多い。 |
PHEV | 「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」の略で、プラグインハイブリッド車のこと。外部電源から充電できるハイブリッド(電気、ガソリンエンジン、モーターの併用)自動車 |
V2Hシステム | 「Vehicle to Home」の略で、電気自動車の大容量バッテリーから電力を取り出し、分電盤を通じて家庭の電力として使用できる仕組み。 |
トライブリッド | 「太陽電池」「蓄電池」「電気自動車」3つの電池をまとめて効率よくコントロールする電力制御技術。造語。 |
全負荷 | 停電時、家全体(主幹容量50A以下に限る)に電力を供給することが可能。但し、蓄電池の減りは早い。 |
特定負荷 | 停電時、あらかじめ決めておいた箇所のみに電力を供給することが可能。工事前の現場調査時に決定。 |
ポータブル非連系タイプ(コンセント型)
コンパクトサイズで、ちょっとしたスペースにも設置可能。
また、キャスター付きなので移動型電源として避難所などに持ち込むこともできます。
太陽光発電システムの設置がないお宅にぴったりです。
配線工事をする必要もなく、購入後すぐにご使用いただけます。もしもの停電時は本体コンセントから直接電源が取れます。
※非連系タイプ・・・電力会社の系統電力から充電することはあっても、逆潮流はさせない仕組み。そのため電力会社や経済産業省への申請も不要。
ハイブリッド非連系タイプ(特定負荷型)
電気の流れが一方通行なため、時間のかかる各種申請が不要に。
また、太陽光発電システム専用パワーコンディショナが不要で直接接続できちゃう優れものです。
屋外設置用の基礎工事と配線工事が必要になります。-30度という過酷な環境下でも充放電が出来るので、寒冷地にお住まいの方には特に人気です。
※ハイブリッドタイプ・・・太陽光と蓄電池の電気をまとめて1台のパワーコンディショナでコントロールするため、太陽光専用のパワーコンディショナは不要。
※非連系タイプ・・・電力会社の系統電力から充電することはあっても、逆潮流はさせない仕組み。そのため電力会社や経済産業省への申請も不要。
※特定負荷型・・・停電時、あらかじめ決めておいた箇所のみに電力を供給することが可能。工事前の現場調査時に決定。
ハイブリッド連系タイプ(全負荷 or 特定負荷型)
売電期間の満了日がせまってきている。というお客様に人気のタイプがこちら。
ハイブリッドタイプなので古くなったパワーコンディショナを買い替える心配もなく、太陽光との連携もバッチリです。
蓄電池ユニット本体は屋内、屋外両タイプございます。
電力会社の系統電力(分電盤)や太陽光発電システムとの接続もあるため配線工事は必要になります。
※ハイブリッドタイプ・・・太陽光と蓄電池の電気をまとめて1台のパワーコンディショナでコントロールするため、太陽光専用のパワーコンディショナは不要。
※連系タイプ・・・電力会社の系統電力(分電盤)と蓄電システムを接続し、充放電させる仕組み。
※全負荷型・・・停電時、家全体(主幹容量50A以下に限る)に電力を供給することが可能。
ただし、家全体の電気をまかなうため蓄電池の減りが早いので要注意。
※特定負荷型・・・停電時、あらかじめ決めておいた箇所のみに電力を供給することが可能。工事前の現場調査時に決定。
単機能連系タイプ(全負荷 or 特定負荷型)
太陽光発電システムをお持ちでないご家庭や、太陽光専用パワーコンディショナが新しいお宅など、
ご自宅の環境に左右されず導入していただける蓄電システムです。
蓄電池ユニット本体は屋内、屋外両タイプございます。
電力会社の系統電力(分電盤)や太陽光発電システムとの接続もあるため配線工事は必要になります。
※単機能タイプ・・・太陽光専用のパワーコンディショナは既存のものを使用するため、太陽光パネルの相性を気にせず、どんなお宅にも設置可能。
※連系タイプ・・・電力会社の系統電力(分電盤)と蓄電システムを接続し、充放電させる仕組み。
※全負荷型・・・停電時、家全体(主幹容量50A以下に限る)に電力を供給することが可能。ただし、当たり前のことですが家全体の電気をまかなうため蓄電池の減りが早いので要注意。
※特定負荷型・・・停電時、あらかじめ決めておいた箇所のみに電力を供給することが可能。工事前の現場調査時に決定。
EV・PHEV対応タイプ(V2Hシステム)
電気自動車をお持ちの方や、購入予定の方にはもってこいのシステム。もしもの停電時は電気自動車が大容量の蓄電池に変身!!
電力会社の系統電力(分電盤)や太陽光発電システムとの接続もあるため配線工事は必要になります。
※EV・・・「Electric Vehicle」の略で、電動輸送機器のこと。一般的には電気自動車を意味していることが多い。
※PHEV・・・「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」の略で、プラグインハイブリッド車のこと。外部電源から充電できるハイブリッド(電気、ガソリンエンジン、モーターの併用)自動車。
※V2Hシステム・・・「Vehicle to Home」の略で、電気自動車の大容量バッテリーから電力を取り出し、分電盤を通じて家庭の電力として使用できる仕組み。
※トライブリッド・・・「太陽電池」「蓄電池」「電気自動車」3つの電池をまとめて効率よくコントロールする電力制御技術。造語。